「早く痩せたい。」この気持ちが、あなたの魅力を奪います。

本日もようこそ。
高松さやです。
本日は、産後の体重変化や産後ダイエットで大切なポイントについてお伝えします。
産後の体重はいつ戻るの!?
妊娠中、赤ちゃんの成長と共にグーンと増える体重。
出産直後は、赤ちゃんや羊水、胎盤などで、平均約4~5㎏ほど減りますが、妊娠前の体重に戻るには少し時間がかかります。
では産後は、どのくらいで妊娠前の体重に戻るのでしょうか。
一般的には、半年くらいで元の体重に戻ります。はじめの1か月は大きな体重の変化がありますが、その後は徐々に減っていきます。
なぜ、半年もかかるのかというと、体脂肪の消費に時間がかかるからです。
妊娠中に貯金した体脂肪は、授乳や育児のためのエネルギーとして使われるため、育児が本格的にスタートする時期から徐々に使用されます。
ただし、1㎏の体脂肪を減らすためには、約7000kcalの消費が必要です。
7000kcalといわれても、どのくらいなのかよく分からないですよね。
実は、7000kcalとはフルマラソンを3回走るくらいの消費量になります。このことからも簡単には、減らせないことが分かると思います。
ちなみに、母乳100mlあたりのエネルギー消費量は82.5kcalです。日本人の1日平均の母乳分泌量は780mlですから、1日の授乳で消費できるエネルギーは約644kcalとなります。
妊娠によってついた体脂肪を燃やすのは、とても時間がかかるのです。
急激なダイエットは老け顔を作り出す。
このように時間がかかって当たり前の体重を、出産直後から急なダイエットで落そうとする人が多いように思います。
しかし、急なダイエットで初期に減るのは残念ながら体脂肪ではなく、水分や筋肉なのです。
産後は、授乳や育児で体力が必要なので、無理なダイエットをしてしまえば、体は疲れやすく、爪や肌はボロボロになってしまいます。ここでの無理が、将来、骨粗鬆症になってしまうリスクも高めることになるのです。
急なダイエットは、ママの健康や美に悪いだけでなく、育児にも大きく影響することがあるので、焦りは絶対に禁物です。
産後の減量は、1か月に1㎏ダウンくらいのペースが理想です。頑張っても1か月に2㎏までを目安にしましょう。
また、妊娠中もそうですが、産後のやせすぎも注意が必要です。
体脂肪は母乳を出すためには、必要不可欠ですし、一般の若年女性にとって体脂肪率17%以下になることは、月経不順や無排卵性月経など、2人目を妊娠しにくくなる可能性もあります。
産前の体重に戻したい気持ちはわかりますが、健康のためにも出来るだけ適正体重で落ち着かせることが大切です。
そして、体重ばかりに気持ちを奪われていると、前述したように無理なダイエットや食事制限をしてしまい肌がボロボロになってしまう可能性があります。
そうなってしまうと、綺麗になるどころではありませんね。
疲れた印象や老け顔になってしまい、魅力的なママとは言えないと思います。
産後のダイエットで大切なことは、開いてしまった骨盤を適切な位置に戻すことやホルモンバランスを整えて内側から綺麗になることです。
ダイエットの目的は、体重を減らすことではなく、綺麗で若々しい魅力的な女性になることですよね。
目的を見失わずに、適切な方法であなたらしい美ボディメイクをしていきましょう。
ここまで読んでいただき、あなたの大切な時間を下さり本当にありがとうございます。
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