産後にお腹周りが痩せない3つの理由とは

産後の悩みで多いのが、お腹周りが痩せないという悩みです。
もちろん、出産後すぐには妊娠により大きくなっていたお腹はもとに戻りません。
しかし、いくら期間が過ぎても元に戻らないという方が多いのも事実です。
では、なぜそのような事が起こるのでしょうか。
理由は大きく分けて、3つあります。
女性だから
女性は、子供を産み授乳して育てていくために男性よりも脂肪を蓄えやすくなっています。
特に産後は、母乳を出すために脂肪を蓄積しています。そのため、妊娠前と同じ生活スタイルに戻ってもなかなか体重が落ちずお腹周りに脂肪がついた状態となってしまうのです。
不規則な生活
出産後は、育児や家事などが忙しく食事が不規則になりがちです。
特に子供を寝かしつけてからと思っていると、夜遅くに食べてしまうこともあるかもしれません。
または、食べる時間がないからといって一度にたくさん食べてしまったり、反対に常に何かを食べていたりします。そして、気付かない内に意外とカロリーを取り過ぎてしまうのです。
食事の内容も、やはり時間がないとコンビニ弁当やインスタント食品に頼ってしまい、栄養バランスも悪くなってしまいます。
このような、食生活の事情からも、太りやすい原因が見えてきますね。
お腹と背中の筋肉のバランス
妊娠中にお腹が大きくなってくると、そり越しの状態になり、お腹と背中の筋肉のバランスが崩れてしまいます。
出産後も元に戻らない状態が続くことで、血液の流れが悪くなり、老廃物がとどこおり、脂肪がつきやすくなってしまいます。
また、産後お腹を触ると緩んでいることに驚いた方もいると思います。これは、妊娠中や分娩の際に腹直筋の真ん中が割れ(腹直筋離開といいます)白線が左右に広がってしまったためです。白線というのは、お腹を覆っている腹直筋の中心を走る腱の事です。妊娠中にリラキシンというホルモンによって、この白線という腱が緩んできます。すると腹直筋が2本に割れ、「腹直筋離開」を引き起こします。これは胎児の成長に伴ってお腹が大きくなるために起こることで、妊娠女性の約9割がなると言われています。
腹直筋は骨盤と胸郭をつなぐ筋肉で、恥骨と胸郭を引き上げる役割があります。この筋肉が弱ると、骨盤底筋が上手く機能しなくなり、胸の張りがなくなったり、坐骨感が広がりお尻のサイズが上がってしまいます。
これら3つの原因が重なって、産後は体型が戻りにくい状態となっているのです。原因が分かれば対処の方法も分かってきますよね。妊娠前の体重に戻すためには、生活習慣の見直しやエクササイズなどの運動などがとても大切です。
次回は、妊娠前の体重に戻すポイントについて触れていきたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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